「虫歯があるけどホワイトニングできる?」
「妊娠中でも大丈夫?」
「矯正中だけど白くしたい」
「差し歯も一緒に白くなる?」
セルフホワイトニングを検討するとき、このような疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
SELFDUCKでは、利用者自身が美容ジェルを使用するセルフホワイトニングと、提携医療機関のオンライン診療を経て処方されたジェルを使用する医療提携ホワイトニングを扱っています。この2つでは、使用する製品や「施術・処方できるかどうか」の判断基準が同じではありません。
セルフホワイトニングの基本的な仕組みについては、セルフホワイトニングとは?仕組み・効果や医療ホワイトニングとの違いを解説もあわせてご覧ください。
セルフホワイトニングができない人・注意が必要な人はいる?
セルフホワイトニングは、利用者自身がジェルを塗布したり機器を操作したりする点が特徴です。しかし、口腔内の状態や体調によっては、利用を控えた方がよい場合や、そもそも処方を受けられない場合があります。
日本歯科医師会も、適切なホワイトニングを行うためには、歯の表面の着色か歯自体の変色か、知覚過敏やむし歯、歯周病があるかなどを確認したうえで、歯科医院でカウンセリングを受けることが大切だとしています。
この記事では、SELFDUCKにおける美容セルフホワイトニングの運用例と、提携医療機関である山下Aクリニックの医療提携ホワイトニングにおける禁忌・注意事項を分けて解説します。
まず結論|「セルフなら誰でもできる」とは限らない

セルフホワイトニングを検討するときに、注意が必要となりやすい主な例には、次のようなものがあります。
- 虫歯
- 歯茎の異常
- 強い知覚過敏
- 妊娠・授乳
- 矯正治療中
- 歯のクラック等
- 年齢
国民生活センターが発行する情報誌でも、日本歯科審美学会のホワイトニングコーディネーター委員会委員である歯科医師により、無カタラーゼ症の患者や妊娠期・授乳期の女性、小児については、ホワイトニングを避けるべきとされており、歯科医師の診察・検査により提案された治療方針を理解・納得したうえで施術を受けることの重要性が指摘されています。
ここで重要なのは、「美容セルフホワイトニングとして利用できるかどうか」と「医療提携ホワイトニングとして処方を受けられるかどうか」は、別の判断だという点です。
美容セルフホワイトニングでSELFDUCKが利用をご案内できる場合であっても、医療提携ホワイトニングとして処方を受けられるとは限りません。処方の可否は、提携医療機関の医師の医学的判断によります。
虫歯がある人はセルフホワイトニングできる?
SELFDUCKの美容セルフの場合
SELFDUCKでは、虫歯があるという理由だけで一律にすべてお断りしているわけではありません。状態を確認し、必要に応じて該当部分を保護したうえで、美容ジェルを使用する場合があります。
ただし、次のような場合には、歯科医院への受診を優先してご案内しています。
- 虫歯が多い
- 痛みがある
- 長期間歯科医院を受診していない
- 口腔内の状態が良くない
このような場合、当日は無料カウンセリング・説明のみを行い、歯科医院での治療後、改めて次回来店時から施術することも可能です。
これはSELFDUCKにおける美容セルフホワイトニングの運用例であり、「虫歯があってもホワイトニングして問題ない」という医学的な判断を示すものではありません。
医療提携ホワイトニングの場合
山下Aクリニックの公式利用規約では、う蝕(虫歯)、くさび状欠損、咬耗症、クラック等がある健全でない歯は禁忌とされています。
そのため、このような歯がある場合には医療提携ホワイトニングとして処方を受けられないことがあります。実際に処方できるかどうかは、オンライン診療における歯科医師の医学的判断によります。
歯周病・歯茎に異常がある人は?
美容セルフホワイトニングについて、SELFDUCKでは歯茎の状態を確認したうえで、美容ジェルの使用をご案内する場合があります。ただし、歯茎に強い腫れや明らかな異常等が見られる場合には、施術より歯科医院への受診を優先してご案内しています。
医療提携ホワイトニングについては、山下Aクリニックの公式利用規約において、重度の歯肉炎・歯周炎を有する方は禁忌とされています。歯周病の重症度をSELFDUCK側で医学的に診断することはできません。実際に処方を受けられるかどうかは、オンライン診療における歯科医師の判断によります。
知覚過敏がある人は?
SELFDUCKの美容セルフホワイトニングでは、軽度の知覚過敏であれば、状態を確認しながら利用いただくケースがあります。症状が強い場合には無理に施術を進めず、歯科医院または提携医療機関へのご相談をご案内しています。
医療提携ホワイトニングについては、山下Aクリニックの公式利用規約において、重度の知覚過敏を有する歯は禁忌とされています。
ホワイトニングによる知覚過敏や痛みへの対処法については、以下の記事もあわせてご覧ください。
妊娠中・授乳中でもホワイトニングできる?
妊娠中については、SELFDUCKでは美容セルフホワイトニング・医療提携ホワイトニングともに、基本的に施術を控えていただくようご案内しています。
また、山下Aクリニックの公式利用規約では、妊娠中の方、または妊娠の可能性がある方は医療提携ホワイトニングの禁忌とされています。
授乳中については、SELFDUCKでは原則として慎重な対応としており、医療提携ホワイトニングについては山下Aクリニックの公式利用規約を優先します。同規約では授乳中の方は禁忌とされている一方、「ホワイトニング後6時間以上経過してからの授乳は可能」という趣旨の記載もあります。
ただし、これは「6時間空ければ誰でも利用できる」という意味ではありません。授乳中である旨をオンライン診療時に申告し、実際に処方を受けられるかどうかは、医師の判断・指示に従ってください。
矯正中でもセルフホワイトニングできる?
矯正中にセルフホワイトニングができるかどうかは、矯正方法によって異なります。
マウスピース矯正・アタッチメントがある場合
歯の表面にアタッチメント(突起)が付いているマウスピース矯正の場合、SELFDUCKでは原則として自己判断で施術を進めず、かかりつけの矯正歯科へご確認いただく運用としています。
アタッチメント部分と天然歯の部分とでは、仕上がりの色に差が出る可能性があります。
なお、LEDの照射熱によってアタッチメントが外れるかどうかについては、今回十分な一次情報を確認できていないため、この記事では医学的な一般論としては記載しません。気になる場合は、かかりつけの矯正歯科にご確認ください。
裏側矯正の場合
歯の表側に矯正装置がないケースでは、SELFDUCKで対応できる場合があります。
ただし、矯正治療中であることに変わりはないため、最終的にはかかりつけの歯科医院・矯正歯科へのご確認をおすすめします。
差し歯・被せ物・詰め物があってもできる?
差し歯や被せ物、詰め物などの人工物は、天然歯と同じようにはホワイトニングで白くなりません。
SELFDUCKでは、まず天然歯を目標の色まで整えたうえで、必要であればかかりつけの歯科医院で差し歯・被せ物の色についてご相談いただく、という案内をしています。
差し歯や被せ物そのものの交換等については、SELFDUCKでは判断できません。かかりつけの歯科医院にご相談ください。
未成年でもセルフホワイトニングできる?
SELFDUCKの美容セルフ
SELFDUCKでは、18歳未満の方が美容セルフホワイトニングを利用する場合、親権者の同意書が必要というご案内をしています。これはSELFDUCKにおける運用上のご案内であり、年齢だけで一律に判断するものではありません。口腔内の状態等についても個別に確認したうえでご案内しています。
医療提携ホワイトニング
山下Aクリニックの公式利用規約では、15歳未満の方は禁忌とされています。
ただし、「15歳以上であれば必ず処方を受けられる」という意味ではありません。15歳以上の方についても、実際に処方を受けられるかどうかは、オンライン診療における歯科医師の医学的判断によります。
その他、医療提携ホワイトニングができない人
ここまでご紹介した内容に加えて、山下Aクリニックの公式利用規約では、次のような方も医療提携ホワイトニングの禁忌とされています。
- 無カタラーゼ症の方
- 妊娠中の方、または妊娠の可能性がある方
- 授乳中の方
- 15歳未満の方
- 重度の歯肉炎・歯周炎を有する方
- 光線過敏症の方
- 健全でない歯を有する方(う蝕、くさび状欠損、咬耗症、クラック等がある歯)
- 重度の知覚過敏を有する歯
これらはSELFDUCK独自の基準ではなく、提携医療機関である山下Aクリニックの公式利用規約に基づく禁忌事項です。最新の内容は、山下Aクリニックの公式サイトでご確認ください。
「できる・できない」は美容セルフと医療提携で違う

ここまで見てきたように、「できるかどうか」は美容セルフと医療提携で判断基準が異なります。
美容セルフホワイトニングは、SELFDUCKの運用基準・使用製品に沿ってご案内しています。
医療提携ホワイトニングは、オンライン診療を受けたうえで、提携医療機関の禁忌事項および医師の医学的判断に従います。
ホワイトニングの種類や違いについて、より詳しく知りたい方は以下の記事もご覧ください。
SELFDUCKで実際に歯科受診を優先するケース
SELFDUCKの現場では、次のような場合に、ホワイトニングより歯科医院への受診を優先してご案内することがあります。
- 長期間歯科医院へ行っていない
- クリーニング歴がほとんどない
- 虫歯と思われる箇所が多数ある
- 歯茎に明らかな異常が見られる
- 強い痛み・違和感がある
このような場合、当日は無料カウンセリング・説明のみで終了し、口腔内の状態を整えていただいたうえで、改めてご来店いただくことも可能です。
SELFDUCKの現場から

歯のお手入れが長期間されていなかったり、虫歯が多数見られたり、歯茎に明らかな異常がある場合には、ホワイトニングより先に歯科医院への受診をご案内することがあります。
ホワイトニングは歯をきれいに見せるためのものですが、私は『美しさは健康の上に成り立つもの』だと考えています。
まず口の中を健康な状態にして、そのうえで白さを目指していただくことを大切にしています。
判断に迷ったらどうすればいい?
施術できるかどうか分からない場合には、まずSELFDUCKのカウンセリングでご相談いただけます。
美容セルフホワイトニングでも、口腔内に強い異常がある場合には、歯科医院へのご相談をご案内しています。
医療提携ホワイトニングでは、オンライン診療の際に、次のような内容を正確に申告してください。
- 虫歯
- 歯周病
- 知覚過敏
- 妊娠・授乳
- 使用中の薬
- 矯正治療の有無
- その他口腔内の状態
実際に処方を受けられるかどうかは、医師の医学的判断に従います。
セルフホワイトニングの具体的な流れや所要時間については、以下の記事もあわせてご覧ください。
セルフホワイトニングができない人・注意点についてよくある質問
A
虫歯があるかどうかだけで一律に判断することはできません。SELFDUCKの美容セルフホワイトニングでは、状態を確認したうえでご案内する場合があります。ただし、虫歯が多い場合や痛みがある場合には、歯科医院への受診を優先してご案内しています。医療提携ホワイトニングについては、山下Aクリニックの公式利用規約上の禁忌事項および医師の判断に従います。
A
SELFDUCKでは、妊娠中は美容セルフホワイトニングについても基本的に施術を控えていただくようご案内しています。医療提携ホワイトニングについては、山下Aクリニックの公式利用規約上、妊娠中の方、または妊娠の可能性がある方は禁忌とされています。
A
山下Aクリニックの公式利用規約では、授乳中の方は禁忌とされていますが、ホワイトニング後6時間以上経過してからの授乳は可能という趣旨の記載があります。ただし、自己判断はせず、授乳中であることをオンライン診療時に医師へ申告し、その指示に従ってください。
A
矯正方法によって異なります。SELFDUCKでは、アタッチメント等がある場合には自己判断で進めず、かかりつけの矯正歯科へご確認いただくことを基本としています。
A
差し歯などの人工物は、天然歯と同じようには白くなりません。周囲の天然歯との色差が気になる場合は、かかりつけの歯科医院へのご相談をご案内しています。
SELFDUCKでホワイトニングを検討している方へ
ここまで、セルフホワイトニングができない人・注意が必要な人について解説しました。
SELFDUCKでは、利用者自身が操作する美容セルフホワイトニングと、提携医療機関のオンライン診療を経て処方されたジェルを使用する医療提携ホワイトニングを提供しています。ご自身が利用できるかどうかについては、まずカウンセリングやオンライン診療でご相談ください。
まとめ|白さを目指す前に、まず歯と口の健康を整える
セルフホワイトニングは、誰でもどのような状態でも利用できるわけではありません。虫歯、歯周病、知覚過敏、妊娠・授乳、矯正治療中、年齢などによって、注意が必要な場合があります。
医療提携ホワイトニングについては、提携医療機関である山下Aクリニックの禁忌事項および医師の医学的判断が優先されます。
SELFDUCKでも、口腔内の状態によっては、ホワイトニングより歯科医院への受診を優先してご案内する場合があります。
白さを目指す前に、まず歯と口の健康を整える。SELFDUCKでは、そうした考え方を大切にしています。
出典
- 山下Aクリニック「利用規約」 https://www.tmclinic-whitening.com/about-1
- 日本歯科医師会「お口のなんでも相談 ホワイトニング」 https://www.jda.or.jp/consultation/vol-36.html
- 須崎明「美容医療の基礎知識 第9回 審美歯科(1)歯のホワイトニングの施術方法・注意点」国民生活センター『国民生活』 https://www.kokusen.go.jp/wko/pdf/wko-202407_07.pdf