セルフホワイトニングは痛い?歯がしみる原因と対処法を解説

ホワイトニング後痛みやしみるときセルフホワイトニングやホワイトニングを検討するとき、「歯がしみない?」「痛くない?」と不安に感じる方は少なくありません。

この記事では、ホワイトニングで歯がしみる・痛いと感じる主な原因と、痛みが出た場合の対処法について解説します。あわせて、SELFDUCKで実際に行っている対応例もご紹介します。

ホワイトニングで歯がしみる・痛いと感じる主な原因

しみる原因と対処方法

ホワイトニング材の主成分である過酸化水素・過酸化尿素は、分解する際にフリーラジカルを生じさせることで歯の着色物質を分解し、白さを引き出します。

この作用の過程で、歯がしみる・痛いと感じる知覚過敏が生じることがあります。歯科用レーザー分野の学術誌に掲載された総説では、オフィスホワイトニング・ホームホワイトニングのいずれについても「軽度の象牙質知覚過敏症が、比較的高頻度に生じる」とされており、「施術中に自発痛や知覚過敏が生じた場合には、いったん施術を中止し、収まってから再開する」といった対応が紹介されています。

また、同じ総説では「ホワイトニング材中の高濃度の過酸化水素は軟組織に対して強い刺激があるので、術中にホワイトニング材が歯肉・頬粘膜・口唇・顔面等に付着しないように、細心の注意を払う必要がある」とも述べられており、歯そのものだけでなく、歯肉など軟組織側の刺激についても注意が必要とされています。

日本歯科医師会が運営する情報サイトでも、ホワイトニングについて「多少知覚過敏を生じることがありますが、通常一時的なものであまり心配することはありません。ただし知覚過敏が強く出てしまった場合には先生に相談して適切な処置をしてもらうと良いでしょう」と説明されています。

つまり、しみる・痛いと感じること自体は珍しいことではなく、多くの場合は一時的なものとされていますが、症状の強さや続き方によっては歯科医療機関への相談が必要になる場合がある、ということです。

美容セルフホワイトニングと医療提携ホワイトニングの違い

ひとくちに「ホワイトニング」といっても、使用する薬剤や提供方法によって内容は異なります。ホワイトニングの種類や違いについては、ホワイトニングの種類を比較|医療・セルフの違いと自分に合う選び方で詳しく解説しています。

SELFDUCKでは、自分自身で操作する美容ホワイトニングジェルを使用するメニューのほか、歯科医師のオンライン診療を経て処方されたジェル(過酸化水素9%)を使用する医療提携ホワイトニングも提供しています。使用する薬剤や濃度が異なれば、しみやすさの感じ方も変わってくる可能性があります。

医療提携ホワイトニングではしみることがある?

SELFDUCKの現場から

SELFDUCK代表 久田竜也

SELFDUCK代表 久田竜也セルフ美容サロンSELFDUCK・FC本部運営

美容ホワイトニングジェルでは、痛みについて相談を受けることはほとんどありません。

一方、医療提携ホワイトニングでは「歯茎が痛い」「一部の歯がしみる」といった相談を受けることがあります。

私自身の店舗運営上の感覚では、10人中2〜3人程度から何らかの刺激について相談を受ける印象があります。

ただし、これはカルテを集計して算出した発生率ではありません。あくまでSELFDUCKの現場で感じている目安です。

医療提携ホワイトニングで使用されるような過酸化水素を用いたホームホワイトニングについては、学術研究も報告されています。歯科審美領域の学会誌に掲載された研究では、6%過酸化水素を用いたホームホワイトニング材(カスタムトレー使用)を利用した42名のうち10名(23.8%)に知覚過敏の発現がみられ、症状はいずれも軽度かつ一過性で、知覚過敏を理由にホワイトニングを中断した症例はなかったと報告されています。

この研究で使用されているのは6%過酸化水素の製品であり、SELFDUCKの医療提携ホワイトニングで使用している過酸化水素9%のジェルとは、濃度・製品が異なります。そのため、この23.8%という数値は、SELFDUCKの医療提携ホワイトニングにおける知覚過敏の発生率を示すものではない点にご注意ください。

ホワイトニングで痛みが出たらどうする?

ホワイトニング中や施術後にしみる・痛いと感じた場合、SELFDUCKでは状況に応じて主に次のような対応を行う場合があります。

ホワイトニングでしみる・痛いときにSELFDUCKで行っている対応例

  • ① 照射時間の短縮
  • ② 照射回数の削減
  • ③ 機器の出力調整
  • ④ 歯肉の保護

どの対応を行うかは、痛みの場所や程度、使用している薬剤などによって異なります。必ずこれらの対応で解決するというものではなく、症状が強い場合や原因がわからない場合は、歯科医療機関への相談も検討してください。

SELFDUCKで実際に刺激が軽くなったケース

SELFDUCKの現場から

SELFDUCK代表 久田竜也

SELFDUCK代表 久田竜也セルフ美容サロンSELFDUCK・FC本部運営

医療提携ホワイトニングで刺激を感じた場合でも、全員に同じ対応をするわけではありません。

これまでには、光の出力を10%下げたことで刺激が軽くなったケース、歯肉周辺を保護したことで歯肉の痛みを感じなくなったケース、照射時間や回数を減らしたことで刺激が軽くなったケースがあります。

どれも個別の事例なので、「この方法なら必ず痛くなくなる」という意味ではありません。

痛みの場所や程度を確認しながら、必要に応じて提携医療機関への相談も含めて対応しています。

しみ止めジェル「ウルトライーズ」とは?

SELFDUCKの医療提携ホワイトニングでは、知覚過敏抑制材として「ウルトライーズ(UltraEZ)」が使用される場合があります。

ウルトライーズは、Ultradent Products Japan(ウルトラデントジャパン)が販売する知覚過敏抑制材で、3%硝酸カリウムと0.25%フッ化ナトリウムを含有しています。同社の公式製品情報によれば、本品はホワイトニング前後に使用することでホワイトニングによる知覚過敏を軽減する目的で使用されるもので、有効成分である硝酸カリウムが象牙細管を封鎖することで知覚過敏を抑制・緩和するとされています。

使用するかどうか、どのタイミングで使用するかは、歯科医師の診療・判断のもとで決定されます。ウルトライーズを使用すれば必ず痛みがなくなる、というものではありません。

歯科医師への相談が必要な場合

ホワイトニングに伴うしみる・痛いという症状の多くは軽度かつ一時的とされていますが、症状が強い場合や長く続く場合には、自己判断で我慢したり施術を続けたりせず、歯科医療機関へ相談することが大切です。

SELFDUCKの医療提携ホワイトニングにおいて、実際に歯科医療機関への相談・受診が必要になったケースは、SELFDUCK代表の店舗運営上の感覚では、年に1人程度です。ただし、これもカルテ等を集計して算出した正式な統計データではなく、あくまでSELFDUCKの現場で感じている目安である点にご注意ください。実際の頻度は、店舗や時期、利用者数などによって変動します。

しみる・痛みが出やすい方も含め、セルフホワイトニングができない人・注意が必要な人については、セルフホワイトニングができない人は?妊娠中・虫歯・矯正中など注意点を解説もあわせてご覧ください。

痛くない=効果がないわけではありません

「しみなかった=効果が出ていない」と考える方もいますが、痛みや刺激の強さと、ホワイトニングの効果(白さの変化)は別のものです。しみを感じなかったからといって、効果が出ていないとは限りません。

何回くらいで白さの変化を感じやすいかについては、セルフホワイトニングは何回で白くなる?頻度・期間・効果を感じるまでの目安を解説で詳しく解説しています。

逆に、思ったように白くならないと感じる場合の原因については、こちらの記事もあわせてご覧ください。

関連記事
セルフホワイトニングで白くならない7つの原因|効果が出にくい理由と対処法
白くならない・思ったほど効果を感じられない原因と、確認したいポイントを解説しています。
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ホワイトニングを選ぶときの注意点として

しみる・痛みの感じ方は、使用する薬剤やサービス内容によって異なります。ホワイトニングのデメリットや、後悔しないための選び方については、セルフホワイトニングのデメリットは?メリット・注意点と後悔しない選び方でまとめて解説していますので、あわせてご確認ください。

セルフホワイトニングの痛みについてよくある質問

Qセルフホワイトニングは痛いですか?

A

使用する方法や薬剤、歯・歯肉の状態によって異なります。SELFDUCKでは美容ジェルについて痛みの相談はほとんどありませんが、医療提携ホワイトニングでは刺激について相談を受けることがあります。

Qホワイトニングで歯がキーンとするのはなぜ?

A

ホワイトニングに伴う一時的な知覚過敏の可能性があります。ただし、むし歯など別の原因も考えられるため、強い痛みや長引く痛みは自己判断しないでください。

Q歯ではなく歯茎が痛くなることもありますか?

A

あります。ホワイトニング材が歯肉などの軟組織に触れることで刺激につながる場合があります。

Qしみたら効果が出ている証拠ですか?

A

痛みの有無だけでホワイトニング効果を判断することはできません。

Q痛みが出たらどうすればいいですか?

A

無理に同じ条件で続けず、利用している製品・サービスの指示に従ってください。強い痛みや長引く症状がある場合には歯科医師への相談が必要です。

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まとめ|痛みが不安な方も、まずは仕組みを知ることから

ホワイトニングでしみる・痛いと感じることは珍しいことではなく、多くは軽度かつ一時的とされています。一方で、使用する薬剤や濃度、歯・歯肉の状態によって感じ方は異なり、症状が強い場合や長引く場合には歯科医療機関への相談が必要になることもあります。

SELFDUCKでは、照射時間や回数、機器の出力の調整、歯肉の保護など、状況に応じた対応を行っています。不安な点があれば、無理をせずスタッフや提携医療機関にご相談ください。

出典